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うすれてく

いつか

薄れていくのだろうか

 

この気持ちも

脳裏に浮かぶ君も

 

今はこんなに鮮明なのに

 

「会いにきたよ」

 

少しドヤ気味で

吐く息を白くして

その日一日頑張り切ったあとの

すこしつかれた顔を

くしゃっとする

 

会いにきてくれてありがとう

 

僕はわがままでだめだね

はやく帰らなきゃいけない君を

ひきとめて

離したくない

 

いつか

薄れていくのだろうか

 

あの夜

手を離さなければ

 

という後悔も

またあえる

決して望まれた関係じゃなかったね。

あなたの帰る場所には、一生を誓った大切な人がいる。

わたしには、離れた空の下に新しい未来が待っている。

 

いずれ離れ離れにはなることわかってたね。

でも、それでも幸せだったよ。

 

自分のことは好きじゃないけど、一瞬でも、あなたに愛されたわたしなら愛せるよ。

魔法のようだね。

 

最後に好きだと伝えられてよかった。

別れと同時に伝えるって、少し残酷だったかな。

ねぇ、泣いてくれて嬉しかったんだよ。

 

好きだよ。

死なないで。

幸せになってね。

幸せになろうね。

 

ありがとうね。

せんたくし

この先の人生を決めるような大きな迷いがあって、そのことをずっと考えてると、誰とも上手く会話できない。

 

残り会える日数も少ないのに、私はよくない思い出ばかり作ってしまう気がする。

 

言葉を出すことが苦になった。

 

笑うことが面倒になった。

 

放っておいて、と思っていたら、唯一の逃げ道だった音楽を聴くためのイヤホンが消えた。

 

人は心理学的に、好きな人の方に体の正面が向くらしい。

私はいつも、そばにいてくれる人の方こそ向いていない。

 

私ひとり消えても世界は回るし、何を考えることがある?

 

何を考える?

 

 

あの時消えるべきだったと後悔するのは嫌だ。

つかみかけ

また、掴みかけて失うんだ。

失ってしまうんだ。

何度も繰り返してきたんだよ。

命は、キラキラしているだけのものじゃない。

命が美しいものだというのなら、輝きを失う瞬間だってきっと美しいのです。

 

十人十色でいいと、みんなが言ったのでしょう。

彼にはあっという間だったのでしょう。

私には長かったの。

長すぎたのです、とても、とってもよ。

しょうめん

回文、とかじゃないんだけど

僕は知ってるよ

引いて、逆から読めば

君の愛しい名前になる

 

自分の名前に『美』が入っていなくて、本当によかったと君が言っていたことを憶えてる

 

もし入っていたら、生きることが嫌になっていた、と

 

美しい君は、きっと美しいと言われても大して響かないんだろう

 

君を、最大限に褒める言葉を、愛しさを伝えられる言葉を、考えてばかりいる

 

安っぽかったらだめなんだ

凡人が思いつくのじゃだめなんだ

 

だめなんだ、僕じゃ

 

僕じゃ君の隣にはずっといられなくて

君も僕の隣じゃじっとしていられない

 

だから僕は君を守ってあげない

君を掬ってあげない

 

 

君を愛してるから、僕は、ずっと、君の正面にいることにする

いたみとは

美しくとも痛いのです、この傷は。

私を守るこの傷は。

 

生きたいのですか。

助けて欲しいのですか。

 

もう癒えることなどないのでしょう。

愛しく触れることなどないのでしょう。

 

美しくとも痛いのです、この傷は。

いのちのひ

めいにちを

きめたの

 

だいすきなあなたが

こきゅうをはじめたひ

 

めいにちよりもさきのやくそくは

ごめんね

やぶってしまうけど

おこらないでね