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ゆきのあさ

昨日、ひとり歩いて帰る夜、

今、起きて準備をはじめる朝、

思い浮かべるひとがいる。

いつも笑っていて、楽しそうで、でも疲れているひと。

「俺、疲れたことないんだよね」とよく言う。

 

彼は人に嫌われたくないひと。

彼は自己犠牲をも厭わないひと。

彼は簡単に「好きだ」と言うひと。

 

「好きだ」と思った。

だから私もそう言った。

優しく笑う。

私は悲しかった。

他にどうすればよかったの。

 

 

だって彼の「隣」にはもう。