もみじいろ

紅葉、いっしょに見たかった。

 

冬になる前の雨の音、いっしょに聴きたかった。

 

ひんやりした夜、いっしょに散歩したかった。

 

ほんとうは、月を、星を。

隣で、手を繋いで。

いっしょに眺めているはずだったのに。

 

「会いに行くよ」

 

それを、もう、信じることができない。

でも、だから、賭けてみることにするよ。

 

もう一度、きみが追いかけてくれるなら。