1.11.99

記憶を辿る 文字のアルバム

ものがたり

ただ、話してるだけなのに、自分の鼓動が強まるのがわかった。

 

「きみとは『ずっと』はないんだね」

 

「……ごめんね。『ずっと』はないよ」

 

君は、現実には抗えないと思ってる。

事実、そうなんだけど。

 

それでも、少しでも抗おうと外に出たら、わたしと出会えたと言ったね。

 

わたしたちの関係は、きょうだけ。

 

この甘ったるい苦しみも、きょうだけ。

 

眠ってしまえばサヨナラ。

 

 

「じゃあ、なんの話をしようか」

 

 

おやすみ、夢物語。