1.11.99

はるた彗星

あせないで

たとえばまつげについた雨粒が綺麗だとか。その光の雫が視界を遮ったりするのだけれど、それでも拭ったりしない。

たとえば白い腕を見せびらかす少女が傘を広げるのことは、勿体無い気がするだとか。ただ、その指先が雨に打たれる姿を見てみたい。

たとえば紫陽花が色づくのをひたすらに待っているだとか。毎日通る道には蕾のままだったり、まだ黄緑色の花があって、いつ、いつ、と思うの。

 

は、な、の、い、ろ、は。