1.11.99

記憶を辿る 文字のアルバム

おうじさま

地上から見上げる星が美しいように、空から見下ろす「星」も美しいとおもう。

 

それは文明の「星」。この大都会で、たくさんのひとが暮らしている証拠。

 

あなたの奥のわたしは、いつまで美しいかな。その目と目を通して、なにを会話できるかな。残り、わたしが生きられる時間は少ないようにおもうんだ。

 

もうちょっとでも、気楽に息ができたら、わたしはここに留まりたいとおもっただろうか。首もとに手を当てる、その数秒が、わたしが生きていることを思い出す時間。もがく時間。

 

紫陽花を見たときわたしを想った、と言ってくれたひとかいた。紫陽花が好きだ。すきだ。あちらに行ったら、紫陽花は見えないだろう、けれどそれでも。

 

だれかを、愛してみたいよ。